水戸市飲食店開業サポート4(お金の話3)

お金の話の続きです。

自己資金が少ない人はやめた方がいいという話をしましたが、「自己資金少ないけど売る自信がある!銀行からたくさん借りる!」という方のために銀行から借りた際の話をしようと思います。

前提として、借りたい額の10%は自己資金(貯金)が無いと貸してくれないと思います。1000万円借りたいなら100万は貯金しておけって話ですね。でもこれは最低ラインです。まさに私自身がこれで、ギリギリ最高額借りた感じです。普通だったらこんな貸してくれないと思います。

なぜ私がこんな借りられたかというと、私のこれまでの経歴、作成した資料、面談時のプレゼン、これらが良かったからだと思います。

私は10年以上飲食店での勤務経験があり、開業しようとしていた店も前職と同じ業態でした。資料も100ページ以上作成し、毎月の損益等も詳しく作成しました(これを創業計画書といいます)。プレゼンに関してはノリです。

ちなみに融資までのおおまかな流れは

①申し込み→②融資の相談(創業計画書の提出) →③内装費や必要経費の確定→④確定した費用を元に融資額の決定→⑤保証会社の人と面談→⑥契約書等の記入→⑦融資という流れです。

②の相談の時、計画書が不十分であれは断られますし、⑤の保証会社の人との面談でも不合格が出る事があります。(保証会社というのは借金の保証人をしてくれる会社のことです。最近は親や兄弟を保証人にはしないそうで、保証会社の利用が必須との事)

そう、けっけうハードル高いんです。実際2つの銀行に融資をお願いしてみたんですが、片方からは半分までしか出せないと言われてしまいました。

自己資金が少ないとこの辺でもつまずいてしまいます。両方の銀行から半分しか出せないと言われてたら、そもそも開業できませんからね。

今まで飲食業で働いていなかった人や、飲食店で働いてきたけど資料作りなんてした事ないって人は創業計画書作りが大変だと思います。

創業計画書づくりはエクセルが使えた方がいいですし、簿記の知識もあった方がいいです。だいたい簿記2級レベルは。エクセルと簿記は開業した後もめちゃめちゃ役に立つので、別に資格を取らなくてもやっといた方がいいと思いますよ(私は資格持ってます!)

もし今まだどこかで働いているのであれば、辞める前に創業計画書作りとそのために必要なスキルの習得をおすすめします。物件が決まってなくてもある程度は創業計画書作れます。

で、物件の目星がついて、計画書仕上げられそうになったら融資の申し込みをして、手応えありそうなら仕事辞めて突き進むだけです。

急いでる人は税理士や、開業サポート会社を利用するのも手かもしれません。私は全部1人でやってしまったので、そういったサービスの使い勝手はよくわかりません。申し訳ない。

ご希望でしたら私が開業のサポートいたしますのでお気軽に店までご連絡ください。

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